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03月04日-01号

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  1. 北上市議会 1993-03-04
    03月04日-01号


    取得元: 北上市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成 5年  3月 定例会(第20回)平成5年3月4日(木曜日)議事日程第2号                平成5年3月4日(木)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 現金出納検査、定期監査等の報告 第4 市長の施政方針について 第5 請願の取り下げについて 第6 報告第1号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 第7 報告第2号 職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について 第8 報告第3号 市道大堤北線道路改良(舗装)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告について 第9 報告第4号 北上市営沢野住宅新築(建築)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告について 第10 議案第19号 辺地総合整備計画の変更について 第11 議案第21号 北上市職員の特殊勤務手当条例の一部を改正する条例 第12 議案第22号 北上市特別土地保有税審議会条例の一部を改正する条例 第13 議案第24号 北上市立学校条例の一部を改正する条例 第14 議案第25号 北上市奨学金貸与条例の一部を改正する条例 第15 議案第26号 北上市民会館条例の一部を改正する条例 第16 議案第23号 北上市民会館整備基金条例 第17 議案第27号 北上市立図書館条例の一部を改正する条例 第18 議案第28号 北上市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例 第19 議案第29号 北上市体育施設条例の一部を改正する条例 第20 議案第30号 北上市勤労者体育センター条例の一部を改正する条例 第21 議案第31号 北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例 第22 議案第32号 北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例 第23 議案第36号 北上市消防団条例の一部を改正する条例 第24 議案第20号 北上市農業委員会条例の一部を改正する条例 第25 議案第33号 北上市住居表示整備審議会条例 第26 議案第34号 北上市公園条例の一部を改正する条例 第27 議案第35号 北上市営住宅条例の一部を改正する条例 第28 議案第6号 平成5年度北上市一般会計予算 第29 議案第7号 平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計予算 第30 議案第8号 平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定予算 第31 議案第9号 平成5年度北上市老人保健特別会計予算 第32 議案第10号 平成5年度北上市工業団地事業特別会計予算 第33 議案第11号 平成5年度北上市下水道事業特別会計予算 第34 議案第12号 平成5年度北上市農業集落排水事業特別会計予算 第35 議案第13号 平成5年度北上市駐車場事業特別会計予算 第36 議案第14号 平成5年度北上市宅地造成事業特別会計予算 第37 議案第15号 平成5年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計予算 第38 議案第16号 平成5年度北上市土地取得特別会計予算 第39 議案第17号 平成5年度北上市水道事業会計予算 第40 議案第18号 国土利用計画北上市計画を定めることについて 第41 議案第37号 平成4年度北上市一般会計補正予算(第7号) 第42 議案第38号 平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号) 第43 議案第39号 平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号) 第44 議案第40号 平成4年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号) 第45 議案第41号 平成4年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第6号) 第46 議案第42号 平成4年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号) 第47 議案第43号 平成4年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 第48 議案第44号 平成4年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第4号) 第49 議案第45号 平成4年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計補正予算(第3号) 第50 議案第46号 平成4年度北上市土地取得特別会計補正予算(第3号) 第51 議案第47号 平成4年度北上市水道事業会計補正予算(第4号) 第52 議案第48号 財産(土地)の取得について 第53 議案第49号 財産(土地)の取得について 第54 議案第50号 財産(土地)の処分について---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(35名)   1番  高橋 元君     2番  鈴木健二郎君   3番  高橋孝二君     4番  三浦悟郎君   5番  高橋賢一君     6番  金田ハルノ君   7番  小原健二君     8番  小松久孝君   9番  及川洋一君     10番  高橋 功君   11番  多田 司君     12番  藤枝孝男君   13番  高橋義麿君     14番  渡辺紘司君   15番  伊藤隆夫君     16番  及川淳平君   17番  菅原行徳君     18番  浅田哲心君   19番  菊池基行君     20番  高橋徳蔵君   21番  小沢幸三郎君    22番  上野亮平君   23番  八重樫眞純君    24番  柏葉 明君   25番  鈴木健策君     26番  平野牧郎君   27番  舘川 毅君     28番  伊藤輝雄君   29番  高橋一夫君     30番  高橋賢輔君   31番  小原健成君     32番  柏葉省一郎君   34番  原田敬三君     35番  松田清志君   36番  昆野市右ェ門---------------------------------------欠席議員(1名)   33番  田鎖助治君---------------------------------------事務局職員出席者  局長     下屋敷勝哉君 次長     千田安雄君  副主幹兼         松本 巖君  議事調査係長 高橋 博君  庶務係長---------------------------------------説明のため出席した者  市長     高橋盛吉君  助役     斎藤政憲君  収入役    菊池秀雄君  企画調整部長 小野信義君  財政部長   橘 晃司君  民生部長   山中丕之君  産業部長   及川文雄君  建設部長   高橋 茂君  福祉部長   中舘久二君  和賀支所長  菊池 周君  江釣子支所長 伊藤 巖君  水道部長   堀内三郎君  教育委員会           高橋忠孝君  教育長    成瀬延晴君  委員長                選挙管理委員  教育次長   小田島龍一君        千田長三君                会委員長                農業委員会  監査委員   横山耕造君         千葉孝雄君                会長  企画課長   小原善隆君  総務課長   滝澤良徳君  財政課長   真山 峻君---------------------------------------      午前10時13分 開会 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの出席議員数は35名であります。定足数に達しておりますので、これより第20回北上市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事は、お手元に配付しております議事日程第2号によって進めます。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、25番鈴木健策君、26番平野牧郎君を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。本件に関し、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長。 (議会運営委員長 鈴木健策君 登壇) ◆議会運営委員長(鈴木健策君) 議会運営委員会より報告を申し上げます。本定例会は、きょうより19日までの16日間といたしたいと思います。 なお、その会期日程について御説明申し上げます。 本日の本会議は、この後、現金出納検査、定期監査、事務報告、公社、財団、自治振興公社の経営状況の報告がございます。それから、市長の施政方針。請願の取り下げについて。それから、報告4件説明質疑。条例17件提案説明、質疑委員会付託。一般議案1件、提案説明、質疑委員会付託。一般議案1件提案説明。当初予算12件提案説明、質疑。これは特別委員会の付託になります。補正予算11件提案説明。この補正予算及び一般議案は、後日の本会議にて質疑討論採決となります。一般議案3件提案説明。これは委員会付託を省略いたしまして、質疑討論採決となります。 5日、6日、7日の3日間は議案思考日のため休会となります。 8日、9日は一般質問でございます。10日は、一般質問または各常任委員会及び予算特別委員会の分科会となります。11日、12日、これも各常任委員会及び予算特別委員会分科会。 13日、14日の2日間は休会となります。 15日、16日の2日間、これも各常任委員会及び予算特別委員会の分科会となります。17日は予算特別委員会。 18日は休会となりまして、19日が本会議最終日となります。この最終日には、条例17件委員長報告、質疑討論採決。一般議案1件委員長報告、質疑討論採決。一般議案1件、これも質疑討論採決。補正予算11件質疑討論採決。当初予算12件特別委員長の報告がございまして、その後、質疑討論採決。追加議案提案説明、質疑討論採決。請願常任委員長報告、質疑討論採決という日程になります。 どうか、委員会の決定どおり日程が進みますよう、議員各位の格段の協力をお願いいたしまして、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの16日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月19日までの16日間と決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第3、現金出納検査、定期監査等の報告を行います。 書記をして報告書を朗読いたさせますが、定期監査については監査の結果のみ朗読いたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 次に、第21事業年度北上地区広域土地開発公社の経営状況、第33事業年度財団法人北上市開発公社の経営状況及び第7事業年度財団法人北上市自治振興公社の経営状況、3件が提出されておりますので、書記をして送付書のみ朗読いたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) これより開発公社等の経営状況3件に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 この際、諸般の報告を行います。 事務局長より諸般の報告をいたさせます。 ◎議会事務局長(下屋敷勝哉君) 一般事務報告を申し上げます。 お手元に配付しております資料のとおりでございますが、12月2日、盛岡グランドホテルにおいて開催されました第30回知事を囲む懇談会については、議長、副議長、局長が出席しております。 その際、特に知事からは、これまで県民の皆様の県政に対する参画と協力により、三県総はおおむね順調に進展している。常に住民の先頭に立ち、そして住民に直接触れながら行政を推し進めている各市町村の声、意見こそが最も大切であり、耳を傾け、これを県政に生かすこと、市町村の意欲を支えるということを念頭に、さらに一層精進する。また、県民挙げて取り組んだ三陸・海の博覧会、そして今後予定のビッグイベントの開催によって、県政は新たな発展に向けて確実にその基礎が築かれると思う。特段の理解と協力をお願いしたい旨のあいさつがありました。各市から提出の、ここに列記の5項目の要望事項について、実情をそれぞれの議長から説明し、これに知事がみずからその一つ一つに答える形で懇談がなされております。 次に、1月22日、二戸市において開催の第109回岩手県市議会議長会臨時総会について申し上げますが、正副議長のほか局長が出席しております。 審議での会長提出の平成5年度岩手県市議会議長会総会開催市の決定については、4月に行う定期総会を北上市に、臨時総会開催は釜石市とそれぞれ決定いたしております。また、各市から提出の、ここに報告しております4件についてですが、いずれもが県内における重要課題であり、その早期実現や促進を願うものばかりでございます。全会一致でもって可決採択しておりますが、この中の一般国道4号線の4車線拡幅整備促進については、当市から提出したものであります。最近における北上川流域は、企業の集積や住宅化が進み、都市化が急速に進行しており、並行して国道4号線の交通量も年々ふえ続け、交通渋滞が随所で見られるなど、国道としての機能が著しく減退している現状にかんがみ、この区間における4号線未整備の4車線拡幅整備促進を強力に要望したところであります。なお、この4件についての運動を含む取り扱いと、新年度の東北市議会議長会定期総会に本県から提出案件の絞り込み、選定については会長に一切を一任いたしております。 次に、2月19日、東京の全国都市会館において開催の平成4年度全国高速自動車道通過市議会協議会定期総会について申し上げますが、この会議には、議長、局長が出席いたしました。 建設省道路局長等からは、特に本年度が第10次道路整備5カ年計画の最終年度であるが、年度末には5,400キロメートルを超える供用開始が見込めるほか、第11次道路整備5カ年計画でも、財源が全国関係者の大きな協力と支援によってほぼ要求を満たす76兆円確保することができた。これにより未完成高速自動車国道のネットワークの早期完成を目指す旨のあいさつがありました。平成3年度決算の認定並びに平成5年度の運動方針案及び予算案のいずれも原案どおり認定並びに可決いたしておりますが、運動方針に掲げたここの6項目は、最終的には四全総に掲げる多極分散型の国土形成を促進するための高規格幹線道路網1万4,000キロメートル達成に向けた段階としての目標であり、全国市議会議長会と連携を密にし、国会初め関係省庁、団体等に重点的に運動を展開するものとしたものであります。 平成5、6年度、2年任期とする役員の選任については、各ブロックから推薦のとおりとしましたほか、会長の長野市議長を初め副会長、監事についてはいずれも再選されておりますが、その際、特に13年間据え置いておった各市負担金の引き上げを検討するほか、未加入市への加入働きかけを行い、長野市にお願いし運営いただいておる事務を、できるだけ早い機会に全国市議会議長会にお願いできるよう、お互いの市のこの環境を整えることに努力することを確認申し合わせになってございます。 次に、第24回広域行政圏市議会協議会総会について申し上げます。 去る2月23日、東京の日本都市センターで開催されまして、副議長、局長が出席いたしました。 自治省行政局長代理として出席の奥田大臣官房審議官からは、最近の社会経済情勢の推移の中で、広域行政圏を取り巻く状況は大きく変化しつつあり、施策もネットワークやサービスシステムなど整備のみならず、新たな展開を求められている。各圏域の特性に応じた整備の目標を設定し、それぞれの地域の振興整備の課題を明確にした上で、個性的で活力ある地域づくりを目指した計画の策定及び策定の実施促進に努めてほしい内容のあいさつがありました。会議では、事務報告を了承し、平成3年度歳入歳出決算並びに平成5年度における運営方針案と歳入歳出予算案をそれぞれ審議しまして、いずれも原案どおり全会一致認定並びに可決いたしておりますが、特に運営方針では、ここに列記の運動目標7項目を、関係各省庁、団体、国会議員等に時宜に適した実行運動を行うほか、広域行政圏事業の一層の充実強化と活動展開に資するため適時調査研究等を行い、各加盟市に関係資料を提供することといたしております。 役員改選では、各地方部会推薦のとおりそれぞれ選任したほか、会長は、副会長による互選の結果、再び滝川市の議長が選任されております。 最後に、12月定例議会の議決事項の処理についてですが、議決になった意見書「コメの輸入自由化阻止に関する意見書」ほか4件は、関係省庁に送付しておりますし、採択した請願に対する措置等については、別紙のとおり市長から報告をいただいております。なお、12月議会以降における行政視察につきましては、2市1町から延べ12人の来庁がありました。 以上でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) ただいまの報告に対する質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第4、市長の施政方針についてを議題といたします。市長。   (市長 高橋盛吉君 登壇) ◎市長(高橋盛吉君) 本日ここに、第20回北上市議会定例会の開会に当たり、今後の市政運営の方針並びに平成5年度における主要施策について、所信の一端を申し上げ、議員各位と市民の皆様の御理解を得たいと存じます。 一昨年4月、3市町村が合併したことにより、新しい北上市が誕生して以来、融和と前進を基本に市政を推進してまいりましたが、この2年間、市政が極めて順調に進展しておりますことは御同慶にたえないところであり、市議会初め市民の皆様の御理解と御協力のたまものと感謝を申し上げます。 今、我が国は、国際的には冷戦後の変動の中にあって、新たな世界秩序の構築のための国際貢献を果たすことと、国内的には一日も早く景気の回復を図るとともに、国民一人一人がゆとりと豊かさを実感できるいわゆる生活大国づくりを図ることが求められております。 このような情勢の中にあって、北上市においては合併3年目に当たる平成5年度を迎え、まず、「総合発展計画の基本構想に掲げる将来の都市像」、「水と緑豊かな文化・技術の交流都市きたかみ」を目指し、基本計画、国土利用計画、都市基本計画等に基づき、21世紀に向けての基礎づくりを進めてまいりたいと存じます。 本市は、本年2月9日、正式に岩手県知事から北上中部地方拠点都市地域に指定されましたので、その中心都市として、関係3市4町と協議して、30万余人の新たな都市圏域の基本計画を策定し、岩手県勢発展の推進力として、さらには第2国土軸の重要な拠点として大きく発展することを目指してまいりたいと思います。また、平成11年に開催が予定されている全国高等学校総合体育大会の主会場地に内定しましたので、市民の総力を結集し、総合運動公園の建設を初め、ハード、ソフト両面にわたる受け入れ態勢の準備に万全を期してまいりたいと存じます。 さらに、(仮称)北上南インターチェンジは昨年の暮れに施行命令が出されたところであり、北上南部工業団地の開発とあわせ建設を促進するとともに、これに連結する県道の整備の促進を図る必要があります。これらの重要課題に重点を置きながら、主要な施策を推進してまいりたいと存じています。 予算編成に当たりましては、最近の経済情勢のもとで、引き続き法人関係税の減収が見込まれるほか、その他の税や地方交付税の伸びが期待できない極めて厳しい財政環境にあることから、以前にも増して事業を厳選するとともに経常経費の節減合理化を図り、限られた財源の重点的、効率的な配分に努めてまいりたいと存じております。 以下、主要な施策について、総合発展計画基本構想に掲げる5つの領域に従って申し述べます。 第1は、自然と都市機能が共生する風格のあるまちづくりについてであります。 美しい自然や豊かな資源の保全と活用に配意しながら、産業活動の活発化と市民生活の向上のため、多様な都市機能と都市基盤の整備充実を図ってまいる考えであります。 骨格道路網の建設については、工事中の東北横断自動車道釜石秋田線、(仮称)和賀インターチェンジの平成6年度の部分開業と、横手までの全線早期開通に向け、関係機関に引き続き要望してまいります。 国道の整備につきましては、一般国道4号の4車線拡幅工事の花巻方面への延伸及び和賀大橋以南の早期着手を促進し、107号については、日高見橋の早期完成、立花地区の改良、和賀町地内のバイパス建設を促進してまいります。 県道につきましては、主要地方道一関北上線及び北上花巻線、県道夏油温泉江釣子線の改良、相去飯豊線の新九年橋と北上和賀線の新瀬畑橋の架橋等が進められているところであり、これらの事業の早期完成を促進してまいりたいと存じます。 幹線市道については、昨年に引き続き地方特定道路整備事業の導入を図るなど、整備の促進に努力してまいります。また、日高見橋と国道4号を結ぶ都市計画街路舘曽山線については、東北本線との交差部の工事に着手します。 情報通信基盤の整備については、市民生活や産業活動の新しい展開を目指し、テレトピア基本計画に基づき、ひとり暮らし老人世帯向け緊急通報システムの運用を開始するほか、北上ケーブルテレビの普及拡大を促進するとともに、農村地域における高密度情報社会を形成するため、和賀町を区域とする農村型有線テレビの運用開始に向け事業の促進を図ってまいりたいと存じます。 水系の保全と活用については、豊かな市民生活を実現するため美しい水の保全に努め、展勝地及び和賀川ふれあい広場に引き続き親水空間を生かしたレクリエーションや市民の憩いの場の整備に努めてまいります。 緑の保全と活用については、豊かな森林資源の保全を図るとともに、森林の持つ公益の機能を活用し、自然との触れ合いの増進に努めてまいります。また、市街地の中においても、緑豊かな環境を創出するため、黒沢尻中央公園の平成5年度の完成と、児童公園の計画的整備を進めてまいります。 美しい農村景観の形成については、潤いのある快適な生活環境を整備するため優良農地の保全に努めるとともに、農村総合整備モデル事業及び農村基盤総合整備事業の早期完了を期するとともに、農業水利施設が有する自然景観及び水辺空間の活用を図るため、妻川地区及び新堰地区の水環境整備事業を促進してまいりたいと存じます。 秩序ある土地利用の確立については、自然と都市機能が調和した魅力のある都市づくりを進めるため、計画的な市街地の形成と、河川、丘陵、優良農地などの保全に努めてまいります。 土地区画整理事業については、黒沢尻西部地区の本格的な工事に向け、引き続き事業の促進を図ってまいります。 第2は、快適な生活環境を創出する潤いのあるまちづくりについてであります。 安全な地域づくりについては、防災、交通安全思想の普及と交通安全施設等の整備充実を図るとともに、犯罪のない明るい地域社会をつくるため、市民ぐるみの防犯、暴力団追放運動を強力に展開してまいりたいと存じます。 消防防災については、複雑多様化する災害の要因に的確に対応するため、年次計画に基づき、順次、消防機器及び消防防災施設の整備充実を図るとともに、予防活動を重点的に進めてまいります。 清潔な地域づくりについては、美しい自然環境や快適な居住環境をつくり出すため、水、大気、騒音等に係る公害の未然防止に取り組むとともに、地域の清掃活動や花いっぱい運動の推進など、環境美化運動を推進してまいります。 道路交通条件の改善については、市民生活に重要なかかわりを持つ身近な生活道路の整備は、補助事業等を導入して、緊急度、重要度、地域間の均衡を十分勘案し、順次整備をしてまいります。 市民生活に対する上下水道等の供給処理体制については、第5次上水道拡張工事の初年度に当たり未給水地区の早期解消に努めることとし、稲瀬町及び口内町地内の配水管布設と配水池施設の整備を図ってまいります。また、有収率の向上と安定した給水を確保するため、老朽管更新事業に取り組んでまいります。 公共下水道については、新たに川岸地区、中野町地区、北鬼柳地区及び藤根地区に係る58ヘクタールについて整備し、これまでの認可区域668ヘクタールの77%の整備完了を期してまいりたいと考えております。 特定公共下水道については、秋子沢住宅団地5ヘクタールに管渠を布設してまいります。 農村地域については、農業集落排水事業を推進することとし、鳩岡崎地区、飯豊地区に加え、新規に大堰川地区の整備を進めてまいります。 ごみの減量と再利用を推進するに当たっては、市民各層から意見を求め、対策を講じてまいりたいと考えております。また、一般廃棄物最終処分場新設のための諸調査を行うとともに、地域の理解と協力を得てまいりたいと存じます。 ゆとりある住居の確保については、宅地開発と住宅供給を計画的に推進し、人口の増加に伴う需要に対応するため、柏野団地及び村崎野ニュータウンの宅地分譲を促進するとともに、口内町金成地区の住宅団地については、埋蔵文化財調査を終え次第、造成工事に着手してまいります。 北上らしさの保全と活用については、歴史的、文化的資産の保護を図り、展勝地及び夏油高原など地域の個性を生かした良好な景観の整備、活用に努めてまいります。 第3は、健やかで心が通い合う温かいまちづくりについてであります。 往民が健康で安心して暮らせる地域社会を築くため、保健、医療、福祉の施設整備と機能強化に努め、サービスの充実を図ってまいります。 子供を大切にするまちづくりについては、子供が心身ともに健やかに成長できるよう保育対策等の充実を図るとともに、保育所における障害児の受け入れを従前どおり配慮することとし、また、子供療育センターに療育専門員を配置したいと考えております。 青少年の健全育成については、関係機関、団体と連携し、少年センターの機能を充実し、地域ぐるみで環境浄化に取り組んでまいります。また、21世紀に向けて男女共同参画型社会の形成を図るためには、家庭や社会など男女があらゆる場面で平等に参画し、新しい価値観をつくり出していくための環境づくりが重要であるとされており、母子保健、福祉の相談機能の充実を含め、女性の社会参加の促進と地位の向上を図ってまいります。 高齢者にやさしいまちづくりについては、これからの長寿社会に対応するため、在宅福祉優先を基本とする老人保健福祉計画を策定し、活力と潤いに満ちた生きがいのあるきめ紬かな施策を総合的に進めてまいります。このため、在宅で介護を必要とする高齢者へのホームヘルプサービス、デイ・サービス、短期入所及び緊急通報システムの一層の充実を図るとともに、多様な介護ニーズに適切に対応するため、ホームヘルパーのチーム運営方式の導入を図るほか、特に寝たきり老人を対象として、内科及び歯科医の訪問による健康診査を充実してまいります。 障害者の自立を支えるまちづくりについては、地域で明るく楽しく生きがいを持って暮らせるように、デイ・サービス事業、ホームヘルパー及びガイドヘルパー派遣事業を実施するとともに、スポーツ、文化活動への取り組みや授産施設への通所を進め、自立と社会参加の促進に努めてまいります。また、施設の整備については、社会福祉法人等の取り組みを支援し、特別養護老人ホーム「八天の里」及び老人保健施設「北上きぼう苑」の整備を促進してまいります。 健康の維持増進に努めるまちづくりについては、健康祭りと体力づくりの啓発普及に努めるとともに、各種検診の充実を図ってまいります。 がん末期医療対策としてのホスピスケア事業については、その実現に向け、引き続き調査検討を進めてまいります。 国民健康保険事業については、葬祭費の増額を図るほか、保健活動を充実するとともに国保税の確保に万全を期し、円滑な運営に努めてまいります。これら施策を推進するに当たっては、ボランティア等市民の積極的な保健福祉活動の活発化を図るとともに、市社会福祉協議会等関係団体の役割が重要であることから、その基盤強化と活動の推進に積極的に支援してまいる考えであります。 地域づくりはコミュニティー活動にあることから、その活動が地域住民の積極的な参加により自治会活動が展開されるよう支援してまいります。 第4は、豊かな心をはぐくむ文化の薫り高いまちづくりについてであります。 市民が郷土に愛着と誇りを持ち、豊かな心と創造への意欲を高めることにより、文化の薫り高いまちづくりを進めるため、家庭、学校、地域社会が連携し、それぞれの教育機能を高める環境の整備充実を図ってまいります。 生涯学習活動の推進については、生涯の各時期にわたる学習機会の充実を図るため、その中核的施設であります中央図書館を完成し、充実してまいります。 初等教育環境の整備については、教育委員会における学校の適正規模、適正配置の考えを基本に、個性と創造性を生かすゆとりある教育施設の計画的な整備を図ってまいります。 新年度においては、川東地区中学校の校舎建築に着手するとともに、口内小学校等の改築を実施してまいります。なお、この3月には黒岩小学校の木造による改築工事が完成することとなっております。 人材の育成確保については、多様な人材や若年人口の定着により活気あふれるまちづくりを進めるため、就業機会の確保を図るとともに、大学など高等教育機関の設置について、北上地域大学設置期成同盟会と一体となって推進してまいります。 北上コンピュータ・アカデミーは、この3月に最初の卒業生を送り出すこととなっております。卒業後の就職先は順調に確保されており、今後ともなお一層の教育環境の充実を図り、地域社会が求める人材の育成に努めてまいります。 地域文化活動の推進については、開館4年目を迎える日本現代詩歌文学館を、我が国唯一の詩歌の殿堂としてより多くの人々に親しんでいただけるよう工夫を凝らすとともに、隣接して俳人山口青邨宅の移築復元を図り、詩情豊かなまちづくりを推進してまいります。 この秋に開催される第8回国民文化祭については、国際民俗芸能祭及び国際児童フェスティバルの会場地として、その成功に向け支援してまいりたいと存じます。 国指定文化財の樺山遺跡は、ふるさとの歴史の広場として、平成6年度の完成を目指し整備をしてまいります。また、鬼と平和の里づくりの拠点施設である鬼の館は、新年度の完成を目指して建設を進めてまいります。 国際交流については、姉妹都市、友好都市とのスポーツ、芸能等相互の交流や、英語指導講師の招聘、短期留学生の交換、農業研修生の受け入れ等を実施しているところであり、今後もこれらの交流を支援実施するとともに、活発化している民間レベルでの交流や、国際理解のための活動を支援してまいります。 第5は、地域の特性と高度技術を生かした活力のあるまちづくりについてであります。 北上市の恵まれた特性を生かしながら新しい技術の導入を図り、農業、工業、商業、観光、サービス業の各分野の振興に努め、多様な就業機会を創出し、豊かな生活を営むことができる活力のあるまちづくりを進めてまいります。 まず、高生産性農林業の展開についてでありますが、基幹産業である農業を振興するため北上市農業振興地域整備計画を策定し、農業生産基盤の整備を推進するとともに、新技術の導入による高生産性農業の確立や流通加工体制の整備、特産品の開発など低コスト化高品質生産に努め、消費者ニーズに対応する産地形成を図ってまいります。また、担い手の育成や農地の流動化などの促進を図り、主業型農家及び生産組織の育成に努めてまいります。 米の生産過剰に対応するため、水田営農活性化対策事業が新年度から3カ年実施されることとなり、当市の転作目標面積は全水田面積の20.4%に当たる1,701ヘクタールであり、前年度に比較して100ヘクタールの面積が緩和されることとなっております。米の主産地として緩和面積の復元対策を講ずるとともに、転作については、集落ぐるみでの取り組みを促進し、高収益性作目の定着化と団地化形成を図ってまいります。 岩手県が進めている農業研究センターの集中整備については、地域住民の理解と協力を得て、その促進を図ってまいりたいと考えております。また、生物工学研究センターは本格的な研究を開始することとなっており、これらの研究成果を地域農業の振興に結びつけてまいらなければならないと考えております。 農業生産基盤整備については、国営、県営、団体営等の土地改良事業を導入し、圃場、農道及び農業用排水路等の整備を図ってまいります。 猿ケ石幹線用水路の改修整備が新年度から国営のかんがい排水事業として実施されることとなっており、また、県営の圃場整備事業は、和賀中央第三地区に加え、和賀町長沼、竪川目及び横川目の一部地域を受益地区とする和賀中央第四地区において、低コスト化水田農業大区画圃場整備事業を実施することとなり、その促進を図ってまいります。 北上地区広域営農団地農道整備事業は、本年度に引き続き和賀川の橋梁工事及び関連農道戸田線等の整備を促進し、早期完成を期するとともに、尻平第二期県営一般農道整備事業についても和賀川の橋梁工事を促進し、早期完成を期してまいります。 林業振興については、農業との有機的結合のもとに林業の活性化を図るため、森林整備計画に基づき引き続き林道や作業道の整備並びに造林、間伐等の促進に努めてまいります。 石渕夏油湯田林道の夏油-湯田間については、このたび流域ネットワーク林道整備事業により工事に着手されることとなりましたので、その促進を図ってまいります。 知識集約型工業の展開については、当市が持つ技術集積を高め、より産業活動が活発に展開されるよう、技術交流施設を活用して、異業種間の交流、産学官の共同による研究開発などを促進し技術開発力の向上を図るほか、優良企業の誘致、多様な産業業務機能の導入を図ってまいります。 北上南部工業団地については、インターチェンジ直結型の付加価値の高い工業団地として、第2期造成工事の早期完成を図るとともに、第3期造成工事の着手に向け準備を進めてまいります。 後藤野工業団地については、排水施設などを整備し、団地全体の機能の充実を図ってまいります。また、現在実施しております産業業務施設立地円滑化調査の結果を踏まえ、北上操車場跡地において産業業務拠点の整備を図るため、事業主体として地域振興整備公団を予定し、その促進に努めてまいります。 商業、流通業の振興については、にぎわいと活気のあるまちを形成するため、昨年策定した特定商業集積整備基本構想に基づき、商店街振興組合等とともに、詳細調査の実施並びに本通り及び諏訪町地区の市街地再開発事業基本計画を策定してまいります。また、商店街振興基金を活用し、商店街の活性化のための調査事業や各種イベントを支援するとともに、サービス業の育成も含め、商工会議所、商工会等との連携を強化してまいります。 流通、物流については、恵まれた交通条件と拠点性を生かし、物流ネットワークシティー基本構想の具体化に向けた取り組みを進めてまいります。 雇用対策については、若年労働者の定着とUターン等の促進を図るほか、勤労者の生活の安定と福祉向上のための教育資金等の融資、単身者用住宅建築の促進等の諸施策を引き続き実施してまいります。 観光については、豊富な観光資源を生かした通年型、滞在型の観光地づくりを目指し、多角的な観光レクリエーション施設の整備を進めるため、観光基本計画を策定してまいります。 夏油高原リゾート開発については、ゴルフ場及び夏油高原スキー場が本格的にオープンする運びとなっており、スポーツ・レクリエーションの場として整備を促進するとともに、秘境を生かした夏油温泉周辺の整備を図ってまいります。 展勝地周辺は、みちのく民俗村の整備等により観光客の入り込み数が増加しておりますので、さらに観光サービス機能の充実と宣伝の強化を図ってまいります。また、さくらまつり、みちのく芸能まつり、古墳まつり、北上夜曲歌唱コンクール全国大会及び鬼ッズフェスティバル等多くの観光イベントを展開しているところでありますが、今後さらに関係機関との連携を密にしながら市民の参加意欲を高めるとともに、広く観光宣伝活動を展開してまいります。 特産品の開発普及については、物産関係団体の育成を図りながら、地域資源を活用した特色のある地場産品や民芸、工芸品など魅力ある観光土産品の開発育成に努めるとともに、広く特産品の紹介宣伝を展開してまいる考えであります。 以上、市政運営の基本的な方向と、平成5年度における主要な施策について申し述べましたが、地球規模の環境問題、対外貿易摩擦問題、国内景気の低迷など、内外の社会経済情勢は大きく変化しつつあります。このような変化に対応し、21世紀に向けて当市の発展可能性を最大限に生かし、近隣市町村との協調関係を大切にしながら、広域的な視点に立って各般の施策の推進に全力を傾注してまいります。 三市町村の合併に当たって策定した新市建設計画に盛り込まれた事業については、この2年間は順調に実施してまいったところでありますが、長引く景気の低迷により税収の伸びが期待できないことから、緊縮型予算のもとで事業を厳選し、その実施に当たっていかなければならないところであり、平成5年度以降に計画されている事業については、一部その実施時期の見直しを行いながら事業の実施を図っていくこととなりますので、御理解と御協力を賜りたいと存じます。 このたびの財政の引き締めは、単に税収の不足というような消極的な視点だけではなく、この機会に積極的に財政のあり方を見直し、将来の大きな発展の基礎固めをすることが大事であると考えております。このため、簡素で効率的な行財政運営に一層努めるとともに、職員の資質の向上と厳正な綱紀の保持に努め、多様化、高度化する行政需要に的確に対応しながら市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 なお、本所、支所の関係については、合併後の激変を避けながらも、事務の円滑化を図るため所要の改善を図ることといたしております。 議員各位と市民の皆様の御指導と御協力をお願い申し上げまして、私の所信表明を終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。      午前11時7分 休憩---------------------------------------      午前11時23分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第5、請願の取り下げについてを議題といたします。 岩手県書店商業組合理事長小田潔から提出され、目下、教育民生常任委員会において継続審査中の平成4年請願第8号、公立図書館コンピューター管理方式に関する請願書については、2月25日付で請願者より、都合によりこれを取り下げしたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。平成4年請願第8号は、申し出のとおり、取り下げを許可することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、請願取り下げについては、これを許可することに決定いたしました。---------------------------------------
    ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第6、報告第1号職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について、日程第7、報告第2号職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告について、以上2件を一括して議題といたします。 書記をして報告書の朗読をいたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 報告書の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました報告第1号職員による自動車事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告2件について説明申し上げます。 最初に、報告第1号について申し上げます。 事故の概要は、平成4年9月25日午後2時30分ごろ、公用車で常盤台三丁目地内の市道交差点に差しかかり、一時停止の後、県道相去飯豊線を横断しようとしたところ、同交差点で、突然右折してきた相手車両と接触、双方の車両を破損したものであります。 和解の内容は、過失割合を北上市20%、相手側80%とし、市の損害額7万1,730円のうち、相手方の過失割合80%に相当する額5万7,384円と、相手方の損害額19万8,850円のうち、北上市の過失割合20%に相当する額3万9,770円をそれぞれ相殺し、市が和解の相手方から1万7,614円の賠償を受けることで示談が成立したので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、2月16日、専決処分したものであります。 次に、報告第2号について説明申し上げます。 事故の概要は、平成5年2月1日午前10時ごろ、江釣子支所庁舎北側の駐車場に当該車両を駐車するため構内通路を走行中、通路内に突然進入してきた相手車両と衝突、双方の車両を破損したものであります。 和解の内容は、過失割合を北上市20%、相手側80%とし、市の損害額20万7,792円のうち、相手方の過失割合80%に相当する額16万6,233円と、相手方の損害額19万円のうち、北上市の過失割合20%に相当する額3万8,000円をそれぞれ相殺し、市が和解の相手方から12万8,233円の賠償を受けることで示談が成立したので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、2月23日、専決処分したものであります。 なお、2件の事故とも損害負担額は、社団法人全国市有物件災害共済会から全額給付となるものであります。 たび重なる職員による交通事故については大変遺憾に存じます。今後は交通安全の指導徹底と交通ルールの遵守についてさらなる注意を喚起してまいることを申し上げ、報告といたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。34番。 ◆34番(原田敬三君) 今、部長の報告の中にもありましたように、市の公用車による事故は、過失の割合はあるにしても、できるだけこういう事故に遭遇しないようにしていかなきゃならぬと思うんですが、ほとんど毎議会のようにこの種の事故の報告がなされるわけでございまして、非常に残念に思います。 そこで、今回、2件とも市側の過失が20%、相手方が80%という過失割合になっているわけですが、報告第1号の事故が発生をしてから約5カ月後に専決処分をしておるわけです。一方は2月に発生をしたのに、2月中に即決のような形で専決処分をしているわけですが、報告第1号には相手方と損害賠償額等について時間をかけての折衝といいますか、交渉がなされたためかどうか、その辺の事情。 それから、報告第1号の、両方とも一時停止をした後、衝突をしているという文章の表現になっているんですが、どっちが優先道路だったんでしょうか。一時停止の表示のある道路とない道路とあるわけですが、その辺はどうだったんでしょう。 それから、報告第2号の、これは文字が悪いのだと思うんですけれども、侵入の「侵」、市側の車がむしろ不法-侵入といった場合は、不法侵入のような場合が想定されるわけですが、これは「進」む、「入」るという文章の表現が正しいのではないでしょうか。侵入というふうになりますと、むしろ市側の公用車が不法に侵入をしたという形になれば、過失相殺の8対2というのもおかしくなってくる。この点、念のため確認をしておきます。第1号の方も侵入という文字の表現でいいかどうか。 それから、両方の車とも一時停止をしたりして、お互いに車の存在を確認をして進行しているのだと思うんですけれども、相手の車が突然飛び出してきたとか、追突にも匹敵するぐらい、こちら側に過失がないような表現です。暗闇から突然飛び出してきたとか、全く死角のところから飛び出してきた場合は、突然という文章表現もあり得るかもしれませんけれども、この場合、両方一時停止をして、車の存在を確認してから動いているようですからね。そうしますと、相手の車だけが突然だ、突熱だという表現で果たしていいのかどうか。その辺の文章の解釈をどのように担当課はなさったのか。ちょっと細かいことを申し上げるようですが、お尋ねをしておきます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) たびたびこういうふうな報告をしなければならないという事態になりまして、本当に申しわけなく、残念に思っている次第でございます。いずれの2件とも教育委員会所管の職員でございまして、全く残念だなという気持ちでいっばいでございます。毎朝の朝会等々でも、交通安全については十分気をつけるように、あるいは年末年始等々でもいろいろ注意しておったところでございますが、本年に入ってもまた事故が起こったということで、非常に残念に思っている次第でございます。おわび申し上げたいと思います。 それで、今の御質問の関係でございますが、まず、第1号の遅くなった理由ということでございますが、相手方の車両のいわゆる被害金額の認定といいますか、査定が非常におくれたということもございます。それから、たまたま相手の車の保険会社の担当者が、アルペンスキーの関係で、そちらの方の業務もやっておる方のようでございまして、なかなか連絡がとれなかったというふうなこともございます。したがいまして、非常にうちの方としては早く示談したかったわけでございますが、そういう関係で今まで、アルペンが終わってからやっとこれが動き出したということで、2月の示談の成立と、このようなことになってございます。 それから、侵入の「侵」の字でございますけれども、これは活字ミスでございまして、進むという方の「進」に直していただきたいなと、このように思います。 それから、一時停止の標識の関係でございますが、これは常盤台の和賀中央土地改良区のちょっと手前の十字路交差点なわけでございます。お互いに同じような道路の交差点で、もちろん、何といいますか、県道を挟んでの十字路なわけでございますが、お互いに一時停止をして、そのまま交差点に進入しようとした際に、急にいわゆる右側に回ってきたということで、うちの職員とすれば、真っすぐにその車も通過するものと、こういうふうに意を決して入ったものが、急に右折されたということでの接触事故だと、こういうふうに聞いてございます。 それから、報告第2号の方の侵入も、「進」む方の進入でございますので、活字ミスでございます。よろしくお願いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩いたします。      午前11時40分 休憩---------------------------------------      午前11時44分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 再開いたします。 ほかにございませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第8、報告第3号市道大堤北線道路改良(舗装)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告について、日程第9、報告第4号北上市営沢野住宅新築(建築)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告について、以上2件を一括して議題といたします。 報告書の朗読を省略いたし、直ちに報告書の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました報告第3号市道大堤北線道路改良(舗装)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告外1件について説明申し上げます。 最初に、報告第3号について申し上げます。 当該工事については、第15回市議会の議決を経まして、株式会社佐藤組代表取締役佐藤正昭との間に、契約金額1億773万8,000円で契約を締結し、工事を施行中でしたが、設計内容に変更を生じたため、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分事項の指定に定めるところにより、289万8,420円を増額し、変更後の契約金額1億1,063万6,420円とする変更請負契約について、平成5年2月23日、専決処分したものであります。 次に、報告第4号北上市営沢野住宅新築(建築)工事の変更請負契約に関する専決処分の報告について申し上げます。 当該工事については、第14回市議会の議決を経まして、日重建設株式会社北上営業所所長伊藤藤郎との間に、契約金額2億1,691万8,000円で契約を締結し、工事を施行中でしたが、設計内容に変更を生じたため、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分事項の措定に定めるところにより、167万9,930円を増額し、変更後の契約金額2億1,859万7,930円とする変更請負契約について、平成5年2月24日、専決処分したものであります。 以上2件について、地方自治法第180条第2項の規定により報告いたします。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。25番。 ◆25番(鈴木健策君) 報告第4号で2点お伺いしたいんですが、設計内容の変更ということですが、その内容と、あとは、この設計はどの業者がやったのか、この2点、ちょっとお願いしたいんですが。 ○議長(昆野市右ェ門君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) まず、第1点の設計変更の内容でございますが、当初、地盤の関係を見るに、本ぐいが7メートルの予定をしておったわけですが、これが、地盤が柔らかいということで、9メートルのくいが必要となったということが第1点でございます。 それから、もう一つは、西側の道路からのプロパンガス等の進入の場合に、交差が大きいということで、この盛り土があったということが主な内容でございます。 それから、2点目の設計者ですが、高田建築事務所でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 25番。 ◆25番(鈴木健策君) 私は、よく内容がわからないので参考のため聞くわけですけれども、このくい、パイルですか、この設計をやる場合、地盤の強度等の調査は市の方でやって、その上で設計の方にやるのか、それとも、設計屋そのものが地盤等も調査をしながら、くい等も計算をして出してきてやるのか、どっちなんです。 ○議長(昆野市右ェ門君) 建設部長。 ◎建設部長(高橋茂君) たまたま、ここの沢野団地が2棟目になるわけですが、1棟目のときには、7メートルでくいが十分であったということから、それを参考にして設計を組ませたところでございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第10、議案第19号辺地総合整備計画の変更について、日程第11、議案第21号北上市職員の特殊勤務手当条例の一部を改正する条例、日程第12、議案第22号北上市特別土地保有税審議会条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第19号辺地総合整備計画の変更について、提案の理由を申し上げます。 この事業は、平成3年度から平成7年度までの5カ年計画で、辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、和賀地域の4地区で事業を実施しているものでありますが、石曽根大官森辺地の市道法量野改5号線の道路整備事業費の増額に伴い、辺地対策事業債の予定額を増額するため、整備計画を変更しようとするものであります。 次に、議案第21号北上市職員の特殊勤務手当条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、歯科医師に支給している診療手当、医学研究手当及び集団健康診査手当について、これらを一つにまとめ、医学研究手当として支給するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第22号北上市特別土地保有税審議会条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、北上市行政組織の再編整備により、財政部税務課を廃止し、財政部市民税課、同部資産税課を設置することに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。24番。 ◆24番(柏葉明君) ちょっと勉強不足なものですからわからないんですが、議案第19号辺地総合整備計画の変更についてということですが、資料の2枚目で、辺地度点数117点というのが出てまいります。辺地の概況の説明のようですが、これはどういうことを意味するのかを御教示願います。 ○議長(昆野市右ェ門君) 和賀支所長。 ◎和賀支所長(菊池周君) 辺地度数のことについてお答えいたします。 辺地度数につきましては、その辺地の関係ですけれども、まず交通状況、道路関係ですけれども、駅からどの程度離れているとか、あるいは学校に対してどの程度の距離にあるとか。学校でも、小学校、中学校、高等学校ですけれども。それから、医療機関についてもどの程度の距離があるか、その都度の点数によって、100点以上が辺地であるというふうなことにされているわけです。それで、一応その積算の基礎で117点になったというのが、この石曽根大官森の辺地でございます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第19号辺地総合整備計画の変更について外2件については、総務常任委員会に付託いたします。 休憩いたします。      午前11時56分 休憩---------------------------------------      午後1時31分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13、議案第24号北上市立学校条例の一部を改正する条例、日程第14、議案第25号北上市奨学金貸与条例の一部を改正する条例、日程第15、議案第26号北上市民会館条例の一部を改正する条例、日程第16、議案第23号北上市民会館整備基金条例、日程第17、議案第27号北上市立図書館条例の一部を改正する条例、日程第18、議案第28号北上市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例、日程第19、議案第29号北上市体育施設条例の一部を改正する条例、日程第20、議案第30号北上市勤労者体育センター条例の一部を改正する条例、日程第21、議案第31号北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例、日程第22、議案第32号北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例、日程第23、議案第36号北上市消防団条例の一部を改正する条例、以上11件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第24号北上市立学校条例の一部を改正する条例外10件について、提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第24号について申し上げます。 本条例は、北上市立口内中学校を移転新築し、北上市立北上中学校の一部学区を編入して、名称を北上市立東陵中学校に変更するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第25号北上市奨学金貸与条例の一部を改正する条例について申し上げます。 奨学金の貸与額については、定期的に見直しを行い引き上げを図っているところですが、大学生に対する貸与額は、昭和63年4月の改正後、据え置きしておりますので、修学奨励の充実を期するため、貸与額について引き上げをしようとするものであります。 次に、北上市民会館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、昭和39年度から生活合理化運動の一環として実施してきました市民会館結婚式が、時代の趨勢により年々利用者が激減し、さらに今後も利用者の増加を見込めない状況にあるので、その業務を廃止すること及び市内芸術文化団体の統合により使用料の減免団体を変更すること等に伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第23号北上市民会館整備基金条例について申し上げます。 本条例は、市民会館結婚式の廃止に伴い、これまでの北上市民会館整備基金条例を廃止し、新たに市民会館の整備を図るための基金を設置しようとするものであります。 次に、議案第27号北上市立図書館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 黒沢尻中央公園内に設置しておりました中央図書館を、このたび、同公園西側隣接地へ移転新築することに伴い、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第28号北上市スポーツ振興審議会条例の一部を改正する条例について申し上げます。 勤労者体育施設に係る関係行政機関等の委員を含め、広く意見を聞きながら、より一層のスポーツ振興を図るため、委員の定数について改正しようとするものであります。 次に、議案第29号北上市体育施設条例の一部を改正する条例について申し上げます。 北上市民野中ふれあい広場、北上市民日平ふれあい広場、北上市民やまつみふれあい広場を新設するほか、使用制限の緩和と使用料を調整するため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第30号北上市勤労者体育センター条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、体育センターの使用料等について、体育施設同様の扱いをするため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第31号北上市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、北上市立北上中学校屋外運動場に夜間照明施設を設置したことに伴うもののほか、使用料の単位等について実態に沿うよう所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第32号北上市国民健康保険条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、葬祭費として支給している額を、県内他市の状況等を勘案して、平成5年4月1日から、2万円を3万円に引き上げるため、所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第36号北上市消防団条例の一部を改正する条例について申し上げます。 本条例は、市の消防団員の報酬について、県内都市の消防団員との均衡を考慮し、団長、副団長及び分団長の報酬をそれぞれ引き上げるほか、条文の整備を行うため改正しようとするものであります。 以上11件について、よろしく御審議の上、原案どおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。25番。 ◆25番(鈴木健策君) 議案第23号北上市民会館整備基金条例、これをちょっとお伺いしたいんですが、全く同じタイトルの条例が52号であったわけですよね。それを廃止して、これがまた出てくるわけですが、この基金条例の内容、その条例を私はちょっとここに持ってないんですが、前にある基金条例と大体内容が同じだと思うんですがね、条例を廃止をして、全く同じタイトルで条例を出す場合と、条例の一部変更をする場合、これは法的にはどういう基準があるんでしょうか、それをちょっとお伺いしたいんですが。 ○議長(昆野市右ェ門君) 企画調整部長。 ◎企画調整部長(小野信義君) 法文上の内容になりますので、総務課長から答弁いたさせます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 総務課長。 ◎総務課長(滝澤良徳君) いろんな説明があろうかと思いますが、市民会館の整備基金条例に限って申し上げますけれども、市民会館の整備基金条例につきましては、公民館結婚のためにある基金条例でございますので、今度、その部分がなくなりますので、この条例が当初の目的が廃止されるというものでございます。ただ、現実に基金がございますので、それを今後も整備基金に使っていこうという趣旨でございますので、新たに制定しようとするものでございます。ですから、目的が変わらなければ一部改正をするという内容でございます。 終わります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 7番。 ◆7番(小原健二君) 議案第28号北上市スポーツ振興審議会の関係でありますが、委員の定数拡大に伴いまして、いわゆる職域、ふえるような定数、どういう団体等が考えられているのかということと、あと、提案理由の中には、スポーツの振興について広く意見を聞くということでありますが、具体的に差し支えない点で、例えばインターハイ関係も含めてとか、そういうことが考えられているのかどうか、2点お伺いします。 ○議長(昆野市右ェ門君) 教育次長。 ◎教育次長(小田島龍一君) 今回、勤労者体育施設を体育施設として含めるわけでございますが、その際に、いわゆる勤労者体育施設につきましては労働省管轄の建物でございまして、これらの関係の方々の御意見もいただかなくちゃならないということで、職業安定所あるいは商工会議所等々の委員をこれに加えて審議会を構成したいという中身のものでございます。 以上です。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第24号北上市立学校条例の一部を改正する条例外10件については、教育民生常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第24、議案第20号北上市農業委員会条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第20号北上市農業委員会条例の一部を改正する条例について、提案の理由を申し上げます。 本条例は、平成5年3月1日、市内3農協が合併し新北上市農協が発足したことに伴い、農業委員会等に関する法律第12条第1号に基づき、農業委員が2人減ることとなるため、農業委員会の農地部会及び農政部会の委員の定数について改正しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第20号北上市農業委員会条例の一部を改正する条例については、産業経済常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第25、議案第33号北上市住居表示整備審議会条例、日程第26、議案第34号北上市公園条例の一部を改正する条例、日程第27、議案第35号北上市営住宅条例の一部を改正する条例、以上3件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第33号北上市住居表示整備審議会条例外2件にっいて、提案の理由を申し上げます。 最初に、議案第33号について申し上げます。 住居表示に関する法律に基づき、住居表示整備事業の円滑な実施を図るため、市長の附属機関として北上市住居表示整備審議会を設置しようとするものであります。 次に、議案第34号北上市公園条例の一部を改正する条例について申し上げます。 市民の福祉と健康の増進に寄与するため、中野町三丁目地内に中野町東児童公園を、常盤台一丁目地内に黒沢尻北公園を、本石町二丁目地内に詩歌の森公園の新設に伴うもののほか、条文の整備を行うため所要の改正をしようとするものであります。 次に、議案第35号について申し上げます。 市営沢野住宅及び巣会所の新設並びに市営相去住宅に集会所及び児童遊園を整備したことに伴うもののほか、条文の整備を行うため所要の改正をしようとするものであります。 以上3件について、よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第33号北上市住居表示整備審議会条例外2件については、建設常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第28、議案第6号平成5年度北上市一般会計予算、日程第29、議案第7号平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計予算、日程第30、議案第8号平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定予算、日程第31、議案第9号平成5年度北上市老人保健特別会計予算、日程第32、議案第10号平成5年度北上市工業団地事業特別会計予算、日程第33、議案第11号平成5年度北上市下水道事業特別会計予算、日程第34、議案第12号平成5年度北上市農業集落排水事業特別会計予算、日程第35、議案第13号平成5年度北上市駐車場事業特別会計予算、日程第36、議案第14号平成5年度北上市宅地造成事業特別会計予算、日程第37、議案第15号平成5年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計予算、日程第38、議案第16号平成5年度北上市土地取得特別会計予算、日程第39、議案第17号平成5年度北上市水道事業会計予算、以上12件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第6号平成5年度北上市一般会計予算、議案第7号から議案第16号までの平成5年度北上市特別会計予算10件及び議案第17号平成5年度北上市水道事業会計予算について、提案の理由を申し上げます。 まず、平成5年度の国の予算は、景気後退による税収の低迷で、一般会計の総額72兆3,548億円と前年度に比し0.2%の微増にとどまり、昭和62年以来6年ぶりの緊縮型であります。特に歳入面で税収が10年ぶりに前年度を1.9%下回り、財源不足が厳しい中、後世に多大な負担を残すとして、赤字国債の発行回避は堅持しつつ、かわりに建設国債を上限いっぱい増発し、税外収入の増額とあわせて財源確保に努め、歳出面では経常経費を厳しく抑制して、公共事業の拡大基調を崩さず、前年度に増して4.8%と高い伸びを維持し、景気浮揚と生活大国づくりに重点配分しているところであります。 一方、地方財政は、国と同一基調により、公経済の車の両輪として、地方交付税が3年連続特例減額され、また、国同様、税収の不振など厳しい財政状況にあるが、地域の特色を生かした自主的・主体的な活力ある地域づくりを推進するとともに、住民生活の質の向上を着実に実現していくことが期待されていることにかんがみ、景気に十分配慮しながら、地方財政計画では地方単独事業を前年度に比し12.0%増と大きく伸ばして積極的推進を期しているが、その財源のほとんどは地方債に依存している苦しい内容であります。 このような財政環境下で、合併3年目を迎える平成5年度の予算は、景気の回復がおくれていることから、税収や地方交付税が伸び悩みがあるほか、さらに財政調整基金も減少するなど、財政事情が逼迫してきたため、財政健全化に最大限の努力を傾注し、事業を厳選し、経常経費を一層抑制し、編成したところであります。 その結果、一般会計の予算規模は285億3,600万円となり、平成4年度当初予算に比し0.3%の減となっております。また、10の特別会計を加えた予算規模は435億6,269万円となり、平成4年度当初予算に比し0.3%の増となっております。 以下、会計ごとに概略を申し上げます。 最初に、議案第6号平成5年度北上市一般会計予算から申し上げます。 予算の総額は、285億3,600万円に定めようとするものであります。 まず歳入ですが、構成比の高い主な科目を順に申し上げますと、市税94億1,228万8,000円で33%、地方交付税89億9,700万円で31.5%、市債25億8,940万円で9.1%、国庫支出金22億6,311万8,000円で7.9%、県支出金12億1,402万3,000円で4.2%であります。 次に歳出ですが、目的別では、民生費47億4,412万4,0円で16.6%、教育費46億8,958万9,000円で16.4%、土木費44億3,420万6,000円で15.5%、総務費37億2,746万9,000円で13.1%、公債費36億4,694万6,000円で12.8%の順であります。 性質別では、投資的経費76億467万5,000円で26.6%、人件費60億9,360万7,000円で21.4%、公債費35億2,346万6,000円で12.3%、物件費34億2,465万8,000円で12.0%、補助費等25億3,636万5,000円で8.9%の順であります。 次に、主な事業と事業費を款を追って申し上げます。 総務費では、庁舎建設用地取得費5,128万5,000円、4年度と5年度の継続事業である鬼と平和の里づくり事業費8億1,835万円、6年度固定資産税(土地)の評価替えに係る土地評価等事業費4,508万7,000円、衆議院議員選挙費2,950万8,000円等であります。 民生費では、4年度と5年度の継続事業である老人保健福祉計画策定費670万円、国民健康保険事業に係る人件費及び助産費の一般財源化に伴い新科目を設置し、国民健康保険費3億7,723万6,000円等であります。 衛生費では、合併処理浄化槽整備事業費4,900万円、健康づくり推進に胃がんほか4項目の検診費9,327万6,000円、ごみ減量等検討委員会設置費50万円、新埋立地施設整備事業費3,485万1,000円等であります。 労働費では、雇用対策として、ふるさといわて定住基金出損金627万7,000円、高齢者の能力開発と福祉の増進を兼ねたシルバー福祉・家事援助サービス事業費600万円等であります。 農林水産業費では、農業振興地域整備計画策定費791万4,000円、和賀有線テレビ整備等高度情報化推進事業費3億1,308万円、広域農道整備事業費1億430万4,000円、県営圃場整備事業費1億1,934万7,000円、農村総合整備モデル事業費1億3,756万円、県営水環境整備事業費6,000万円等であります。 商工費では、特定商業集積基本構想に基づく詳細調査策定費800万円、中小企業対策として、岩手県信用保証協会及び商工組合中央金庫預託金6,060万円、4年度と5年度の継続事業である観光開発計画策定費600万円等であります。 土木費では、道路の補修、清掃、除雪等道路維持費2億9,493万2,000円、道路新設改良舗装費14億834万5,000円、河川改良費1億6,692万9,000円、4年度と5年度の継続事業である本通り地区・諏訪町地区市街地再開発事業基本計画策定費834万円、黒沢尻西部土地区画整理事業費2億3,778万7,000円、舘曽山線立体交差等街路整備事業費3億1,243万6,000円、黒沢尻中央公園及び総合運動公園等公園整備事業費6億3,896万円、長沼住宅建てかえのための現住宅の解体・整地等住宅費1億6,391万2,000円等であります。 消防費では、消防屯所及び防火水槽等消防施設整備費1億1,556万4,000円等であります。 教育費では、4年度と5年度の維続事業である口内小学校改築、黒岩小屋外施設整備等、小学校建設費4億8,503万1,000円、川東地区中学校校舎新築等、中学校建設費9億5,251万1,000円、山口青邨家復元費2,930万円、樺山遺跡環境整備等史跡整備費1億6,733万9,000円、4年度と5年度の継続事業である中央図書館建設費1億7,500万円等であります。 このほか、継続費について、川東地区中学校の校舎建設及び屋外施設整備事業を5年度と6年度で施行することとし、経費の総額と年割額を定めようとするものであります。債務負担行為については、特別養護老人ホーム「八天の里」建設事業費補助金ほか3事業の事業費を、後年度に債務を負担するため期間と限度額を定めようとするものであります。地方債については、鬼と平和の里づくり事業ほか8事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものであります。また、その他一時借入金については、借り入れの最高額を20億円及び歳出予算の流用について、人件費に限り同一款内の各項の流用ができることを定めようとするものであります。 次に、議案第7号平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、41億7,191万8,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、職員の人件費を一般会計に計上替えしたことで、その分減になりますが、老人保健への拠出金が大幅に増になる見込みで、前年度に比し3.4%の増であります。歳入は、国民健康保険税16億4,343万7,000円、国庫支出金16億9,510万5,000円等であり、歳出は、療養諸費27億6,427万7,000円、高額療養費3億5,542万5,000円、老人保健拠出金8億7,608万6,000円等であります。このほか、一時借入金について、借り入れの最高額を3億円に、また、歳出予算の流用については、人件費の流用ができること、2款保険給村費の同一款内の流用ができることを定めようとするものであります。 次に、議案第8号平成5年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定予算について申し上げます。 予算の総額は、1億3,339万1,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、岩崎及び横川目診療所の管理運営費について、物価等の上昇分を見込み、前年度に比し2.9%の増となっております。歳入は、診療収入1億1,613万1,000円等であり、歳出は、施設管理費8,262万7,000円、医業費4,369万円等であります。このほか、歳出予算の流用について、人件費の流用ができることを定めようとするものであります。 次に、議案第9号平成5年度北上市老人保健特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、49億328万7,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、対象者及び医療単価の増に伴う医療費の増を見込み、前年度に比し3.9%の増となっております。歳入は、支払基金交付金33億3,063万7,000円、国、県、市の負担金15億7,264万5,000円等であり、歳出は、医療諸費49億328万5,000円等であります。 次に、議案第10号平成5年度北上市工業団地事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、14億9,462万9,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、南部工業団地や後藤野工業団地の事業促進の経費であり、分譲予定面積の関係で、前年度に比し30.3%の減となっております。歳入は、土地売払収入14億8,832万8,000円等であり、歳出は、後藤野工業団地整備工事請負費7億7,400万円、南部工業団地等用地取得費6億8,321万1,000円等であります。このほか、一時借入金について、借り入れの最高額を9億円に定めようとするものであります。 次に、議案第11号平成5年度北上市下水道事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、27億1,306万1,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、公共下水道の川岸、中野町、黒沢尻西部地区土地区画整理事業区域及び北鬼柳の一部の区域について、また、特定公共下水道の二子町秋子沢住宅地内について、整備促進の事業費であり、公共下水道は新しい制度である緊急下水道整備特定事業による事業量の拡大を見込み、前年度に比し24.6%の増となっております。歳入は、国、県支出金4億5,330万円、一般会計繰入金6億6,142万2,000円、市債11億8,230万円等であり、歳出は、公共下水道管渠築造等工事請負費13億9,970万円、流域下水道事業費負担金3億4,097万2,000円、特定公共下水道管渠築造等工事請負費5,200万円等であります。このほか、債務負担行為について、水洗便所改造資金融資利子補給金を、後年度に債務を負担するため期間と限度額を定めようとするものであります。地方債については、公共下水道事業と流域下水道事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものであり、また、一時借入金について、借り入れの最高額を7億円に定めようとするものであります。 次に、議案第12号平成5年度北上市農業集落排水事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、13億2,468万3,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、前年度に続き事業施行中の鳩岡崎地区及び飯豊地区に加えて大堰川地区が事業開始になることから、事業量の拡大を見込み、前年度に比し17.2%の増となっております。歳入は、県支出金6億8,425万5,000円、一般会計繰入金1億204万円、分担金8,852万7,000円等であり、歳出は、管渠築造等工事請負費10億6,115万9,000円等であります。このほか、地方債について、農業集落排水事業の起債の目的、限度額等を定めようとするものであります。 次に、議案第13号平成5年度北上市駐車場事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、1億648万円に定めようとするものであります。 主な内容は、北上駅前駐車場及び北上駅東口駐車場の管理運営費であり、公債費利子の減に伴い、前年度に比し3.6%の減となっております。歳入は、使用料8,340万円、一般会計繰入金2,307万1,000円等であり、歳出は、施設管理費5,894万2,000円等であります。 次に、議案第14号平成5年度北上市宅地造成事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、3,832万2,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、鳩岡崎地区の分譲が完了し、柏野地区の分譲促進の経費のみとなることから、前年度に比し64.7%の減となっております。歳入は、土地売払収入3,832万円等であり、歳出は、柏野団地集会所建設等工事請負費2,038万円等であります。 次に、議案第15号平成5年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、8,963万8,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、国民宿舎夏油山荘及び夏油温泉館の管理運営費であり、山荘の暖房機の更新を見込み、前年度に比し3.6%の増となっております。歳入は、使用料3,404万7,000円、山荘の食堂、売店の売り上げ等雑入5,044万2,000円等であり、歳出は、施設運営事業費8,963万8,000円であります。このほか、債務負担行為について、暖房機を更新する夏油国民保養温泉施設整備事業の事業費を後年度に債務を負担するため、期間と限度額を定めようとするものであります。 次に、議案第16号平成5年度北上市土地取得特別会計予算について申し上げます。 予算の総額は、5,128万1,000円に定めようとするものであります。 主な内容は、公共用地取得事業がないことから起債の償還費のみであり、前年度に比し68.4%の減となっております。歳入は、一般会計繰入金4,654万1,000円等であり、歳出は、市債償還費5,128万1,000円であります。 最後に、議案第17号平成5年度北上市水道事業会計予算について申し上げます。 まず、業務の予定量から申し上げます。 給水戸数を2万5,447戸、年間総配水量を1,040万2,500立方メートル、1日平均配水量を2万8,500立方メートルとそれぞれ予定しております。また、主要な建設改良事業は、口内及び稲瀬地区の未給水区域の解消を図るための拡張事業費として2億9,839万円、老朽管更新事業費として2億8,032万1,000円、配水及び給水施設整備事業費として2億6,462万8,000円をそれぞれ予定しております。 次に、収益的収入及び支出について申し上げます。 営業収益は、給水収益等17億7,919万7,000円、営業外収益は、他会計補助金等3億3,090万円を見込み、収入の総額を21億1,010万円に定めようとするものであります。 一方、支出については、営業費用16億4,602万8,000円、営業外費用4億5,757万円を見込み、支出の総額を21億1,010万円に定めようとするものであります。 次に、資本的収入及び支出について申し上げます。 まず、支出から申し上げますが、建設改良費として8億8,558万7,000円、企業債償還金4億3,224万1,000円を計上し、支出の総額を13億1,782万8,000円に定めようとするものであります。 一方、収入については、拡張事業、老朽管更新事業等に充てるための企業債6億820万円、一般会計出資金1億1,000万円、拡張事業に係る国庫補助金8,000万円、住宅工事に係る工事負担金1億5,193万円等を計上し、収入の総額を9億5,958万円に定めようとするものであります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億5,824万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金3億4,191万8,000円及び当年度分消費税資本的収支調整額1,633万円で補てんしようとするものであります。 以上12件について、よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。17番。 ◆17番(菅原行徳君) ただいま上程になりました平成5年度北上市の一般会計予算について、市長にお尋ねを申し上げます。 市長は先ほど、平成5年度の施政方針の中に述べておられましたけれども、予算編成に当たりましては、最近の経済情勢のもとで、引き続き法人関係税の減収が見込まれるほか、その他の税や地方交付税の伸びが期待できない極めて厳しい財政環境にあることから、以前にも増して事業を厳選するとともに経常経費の節減合理化を図り、限られた財源の重点的、効率的な配分に努めたと。そして、できたものが、ただいま上程になりました285億円なんですけれども、旧3市町村が合併いたしまして、平成7年度までの建設事業計画がなされまして、今までは順調に推移しているということでございますけれども、先ほどの施政方針演説の結びの中にありまして、今までは順調に実施してまいったが、長引く景気の低迷により税収の伸びが期待できないことから、緊縮型予算のもとで事業を厳選し、その実施に当たっていかなければならないところであり、平成5年度以降に計画されている事業については、一部その実施時期の見直しを行いたいと、こういうことを申し述べておられますけれども、市長はかねがね事あるたびに、大型プロジェクトを導入したがゆえに市民生活に密接に関係する事業を犠牲にしてはいけないと。そういう形で再三我々にも説明しておりますし、市民のいろいろな集まりにも市長はそういう方針で述べておられますけれども、この5年度に参りまして、そういうふうに立ち至ったことに対して市長は説明してもよいのじゃないかなと、そう思いますので、市長さんの所感をお聞きしたいのであります。 ○議長(昆野市右ェ門君) 市長。 ◎市長(高橋盛吉君) 平成5年度は、先ほど申し上げましたように、財政事情が非常に厳しいということもありまして、事業を厳選して効率的に進めたいというものでありますが、単にそれだけではなくて、この際、財政のあり方というものを十分見直しをする必要がある、そして将来の発展の基礎固めをしなければならないと、こういう考え方で平成5年度の予算編成を行いました。例えば、かなり大きな事業の中に、何年か繰り延べしても繰り延べができるというものもありますし、それから、いろいろな補助金等においても、既に補助目的を達しておる、あるいは時代の変遷に伴って補助効果が薄れてきていると、こういうものについてはやはり見直しをして、カットすべきものはカットすると、こういう考え方で見直し、洗い直しをしたわけであります。ただ、その際、私は、やはり福祉関係あるいは生活に密着した施策、事業については、これはできるだけ維持できるように努力しなければならないと、そういう考え方で予算の編成をしたわけであります。 なお、繰り延べするものについては、これは景気が好転するような場合には将来繰り上げるということもあり得るわけでありますが、事業を切り捨てると、こういうことはございませんので、その点も御理解いただきたいと思います。 ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第6号平成5年度北上市一般会計予算外11件については、議長を除く議員35人をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、議案第6号平成5年度北上市一般会計予算外11件については、議長を除く議員35名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、1番から35番までの各議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました35人の諸君を予算特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。 休憩いたします。      午後2時30分 休憩---------------------------------------      午後2時47分 再開 ○議長(昆野市右ェ門君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) お諮りいたします。日程第40、議案第18号から日程第54、議案第50号までの15件については、会議規則第36条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、日程第40、議案第18号から日程第54、議案第50号までの15件については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第40、議案第18号国土利用計画北上市計画を定めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第18号国土利用計画北上市計画を定めることについて、提案の理由を申し上げます。 基本構想に定めた将来都市像「水と緑豊かな文化・技術の交流都市きたかみ」の実現に向け、新市の土地利用の一体化を図るとともに、北上市の国土の利用に関する指針とするため、平成12年を目標とする国土利用計画北上市計画を定め、長期にわたって安定した均衡ある土地利用を確保していこうとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 本件に対する質疑は、後日の本会議において行います。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第41、議案第37号平成4年度北上市一般会計補正予算(第7号)、日程第42、議案第38号平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)、日程第43、議案第39号平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号)、日程第44、議案第40号平成4年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号)、日程第45、議案第41号平成4年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第6号)、日程第46、議案第42号平成4年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)、日程第47、議案第43号平成4年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)、日程第48、議案第44号平成4年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第4号)、日程第49、議案第45号平成4年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計補正予算(第3号)、日程第50、議案第46号平成4年度北上市土地取得特別会計補正予算(第3号)、日程第51、議案第47号平成4年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)、以上11件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第37号平成4年度北上市一般会計補正予算(第7号)、議案第38号から議案第46号までの平成4年度北上市特別会計補正予算9件及び議案第47号平成4年度北上市水道事業会計補正予算について、提案の理由を申し上げます。 今回の補正は、事業の確定に伴う計数の整理及び前回の補正以降に追加財政需要を生じた事務事業に対して補正しようとするものであります。 以下、会計ごとに概略を申し上げます。 最初に、議案第37号平成4年度北上市一般会計補正予算(第7号)から申し上げます。 補正の額は2億7,708万2,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を320億6,566万円にしようとするものであります。 主な内容を、歳出から款を追って申し上げます。 総務費では、庁舎建設基金積立金に4,996万8,000円を追加して1億406万9,000円に、民生費では、平成3年度生活保護費国庫負担金の超過交付に対して返還金2,637万円を、衛生費では、北上済生会病院に対して夜間人工腎臓透析事業運営費補助金1,500万円を、農林水産業費では、口内町外柧木田地区団体営小規模排水対策特別事業に係る猿ケ石南部土地改良区負担金1,447万5,000円を、商工費では、工業団地事業特別会計への繰出金1億1,000万円を、土木費では、積雪状況を勘案して除雪費3,000万円、黒沢尻西部地区組合土地区画整理事業補助金6,000万円を、教育費では、黒沢尻工業高校全国ラグビー大会出場補助金200万円、日本現代詩歌文学館増築の用地取得費8,223万円、中央図書館のオープンに向けて図書購入費3,700万円等を追加し、歳入は、地方交付税5,000万円、市預金利子5,000万円、市債4,530万円等を追加しようとするものであります。このほか、継続費の補正について、鬼の館建築事業ほか6事業の経費の総額及び年割額を変更しようとするものであります。繰越明許費については、庁舎建設用地測量業務委託ほか3事業を平成5年度に繰り越して支出するため定めようとするものであります。また、地方債の補正については、鬼と平和の里づくり事業ほか9事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第38号平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)について申し上げます。 補正の額は900万2,000円とし、歳入歳出それぞれに追加して、予算の総額を43億4,145万円にしようとするものであります。 主な内容は、医療費の動向を勘案し、歳出に療養諸費1,085万2,000円等を追加し、歳入は、国民健康保険税3,925万5,000円を追加し、国庫支出金2,870万1,000円等を減額しようとするものであります。 次に、議案第39号平成4年度北上市国民健康保険事業特別会計直診勘定補正予算(第3号)について申し上げます。 補正の額は173万3,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を1億4,879万8,000円にしようとするものであります。 主な内容は、歳出の施設管理費143万3,000円、医業費30万円を減額し、歳入は、診療収入から同額を減額しようとするものであります。 次に、議案第40号平成4年度北上市工業団地事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 補正の額は8億6,992万6,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を12億9,119万5,000円にしようとするものであります。 主な内容は、後藤野工業団地の整備の進捗状況を勘案し、歳出の後藤野工業団地整備工事請負費6億6,515万2,000円、南部工業団地等用地取得費2億1,034万1,000円等事業費を減額し、歳入は、土地売払収入10億6,326万円を減額し、一般会計繰入金1億1,000万円と、工業団地整備基金繰入金7,249万7,000円等を追加しようとするものであります。 次に、議案第41号平成4年度北上市下水道事業特別会計補正予算(第6号)について申し上げます。 補正の額は2,242万7,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を24億1,478万7,000円にしようとするものであります。 主な内容は、事業費の確定により、歳出の流域下水道事業負担金935万5,000円、特定公共下水道事業費1,341万3,000円等を減額し、歳入は、使用料4,010万2,000円等を減額し、受益者負担金2,194万9,000円等を追加しようとするものであります。このほか、地方債の補正については、公共下水道事業及び流域下水道事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第42号平成4年度北上市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)について申し上げます。 補正の額は1,306万4,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を13億3,667万3,000円にしようとするものです。 主な内容は、事業費の確定により、歳出の事業費1,026万1,000円等を減額し、歳入は、分担金499万9,000円、市債550万円等を減額しようとするものであります。このほか、繰越明許費については、鳩岡崎地区農業集落排水事業を平成5年度に繰り越して支出するため定めようとするものであります。 また、地方債については、農業集落排水事業の限度額を変更しようとするものであります。 次に、議案第43号平成4年度北上市駐車場事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回は歳入予算の補正のみでありますが、その内容は、使用料に600万円を増額し、一般会計繰入金から同額を減額しようとするものであります。 次に、議案第44号平成4年度北上市宅地造成事業特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 今回は歳出予算の補正のみでありますが、その内容は、事業費に733万4,000円と一般会計繰出金に106万7,000円を増額し、公債費から同額を減額しようとするものであります。 次に、議案第45号平成4年度北上市夏油国民保養温泉事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 補正の額は437万1,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を1億897万8,000円にしようとするものであります。 主な内容は、事業費の確定により、歳出の事業費437万1,000円を減額し、歳入の使用料249万2,000円、一般会計繰入金199万5,000円等を減額しようとするものであります。 次に、議案第46号平成4年度北上市土地取得特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 補正の額は1億1,018万4,000円とし、歳入歳出それぞれから減額して、予算の総額を1億4,932万5,000円にしようとするものであります。 主な内容は、事業費の確定により、歳出の事業費1億1,018万4,000円を減額し、歳入の市債1億1,030万円等を減額しようとするものであります。このほか、地方債の補正について、公共用地先行取得事業の限度額を変更しようとするものであります。 最後に、議案第47号平成4年度北上市水道事業会計補正予算(第4号)について申し上げます。 最初に、収益的収入及び支出について申し上げます。 収入は、給水収益、その他の営業収益、受取利息及び配当金を調整し、1,692万円を追加して、収入の総額を19億9,832万7,000円に、一方、支出においては、原水及び浄水費、減価償却費等を調整し、1,692万円を追加して、支出の総額を19億9,832万7,000円に補正するものであります。 次に、資本的収入及び支出については、収入に企業債1,500万円を追加し、収入の総額を6億5,161万4,000円に、一方、支出においては、受託工事費等1,217万4,000円を追加し、支出の総額を10億3,090万4,000円に補正しようとするものであります。 以上11件について、よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 本件11件に対する質疑は、後日の本会議において行います。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第52、議案第48号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第48号財産の取得について、提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上工業団地用地として、日本パーカライジング株式会社より買い戻すもので、北上市北工業団地431番12ほか1筆、1万6,527.60平方メートルを1億4,998万7,970円で取得しようとするものであります。 なお、この土地は、北上工業団地に立地しようとする企業の工場建設用地に充てようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 本件に対する質疑は、後日の本会議において行います。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第53、議案第49号財産(土地)の取得についてを議題といたします。 地方自治法第117条の規定により、18番浅田哲心君、25番鈴木健策君の退席を求めます。   (18番浅田哲心君、25番鈴木健策君退席、退場) ○議長(昆野市右ェ門君) 書記をして議案の朗読をいたさせます。   (書記朗読) ○議長(昆野市右ェ門君) 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長小野信義君登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第49号財産(土地)の取得について、提案の理由を申し上げます。 取得しようとする土地は、北上南部工業団地用地として北上地区広域土地開発公社に取得依頼していた土地で、北上市相去町山根梨の木43番12、面積2万2,021平方メートルを3億609万1,900円で、北上地区広域土地開発公社から取得しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) これより質疑に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) これをもって討論を終結いたします。 これより、議案第49号財産(土地)の取得についてを採決いたします。 本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。 18番浅田哲心君、25番鈴木健策君の除斥を解きます。   (18番浅田哲心君、25番鈴木健策君入場、着席)--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 日程第54、議案第50号財産(土地)の処分についてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。企画調整部長。   (企画調整部長 小野信義君 登壇) ◎企画調整部長(小野信義君) ただいま上程になりました議案第50号財産の処分について、提案の理由を申し上げます。 処分しようとする土地は、北上市相去町平林14番17、面積1万3,683.16平方メートルで、既に北上工業団地に立地しております日本パーカライジング株式会社に1億3,658万5,303円で処分しようとするものであります。 よろしく御審議の上、原案のとおり議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(昆野市右ェ門君) 本件に対する質疑は、後日の本会議において行います。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 今期定例会において、本日までに請願1件を受理しております。この請願については、会議規則第135条第1項の規定により、お手元に配付しております請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- ○議長(昆野市右ェ門君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。議案思考のため、明5日から7日までの3日間、休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(昆野市右ェ門君) 御異議なしと認めます。よって、明5日から7日までの3日間を休会することに決定いたしました。 次の本会議は3月8日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。      午後3時13分散会...